
2人に1人、がんになる時代…治療中でも就労できるように…
麻木久仁子です。
病院に通った5年間で、がんを取り巻く環境が変わってきたのを感じます。
初めの頃は、患者会やウイッグ講習会のポスターなどがよく目に付きました。
しばらくすると、「がんになっても、あわてて仕事をやめないで」というチラシが置かれるようになりました。
通院で抗がん剤治療を受けられる態勢が増えてきたからです
最近は、ハローワークのポスターを目にするようになりました。
治療中でも就労できるような情報や助言を受けられる体制作りが進められているからだそうです。
2人に1人ががんになるという時代ですが、実際の患者さんは、様々な状況に置かれます。
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1 person for 2 people is the time when he has cancer, but Mr. actual patient is put in the various situation.
治療に専念した方がよい人もいれば、日常生活と折り合いをつけながら治療できる人もいます。
どんなに健康に気遣っても、がんになる時には、なってしまいます。
それが自分でなくても、大切な家族や仲間であれば、「がんとの闘い」や「がんとの共生」と無縁ではいられません。
健康という「日常」とがん治療という「非日常」に、切り分けられる時代は終わりました。
これからは、「がん治療も日常の一角にある」として、患者が社会から切り離されることのないように、「お互いさま」で支え合っていけるような社会環境やシステムが、どんどん整ってくれるといいなあ、と願うのです。
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麻木久仁子(あさぎ・くにこ)
1962年、東京都生まれ。
学習院大学法学部中退。テレビ、ラジオ番組で司会者、コメンテーターとして活躍するほか、読書家としても知られ、本の紹介サイトHONZや新聞で書評を書いている。
2010年に脳梗塞を発症。
12年には両胸に発症した初期の乳がんの手術を受け、現在もホルモン療法中。
■ここが、まゆみの英語英会話教材■
It's operated on for breast cancer in the early stage which appeared in both chests in 12, present is also in the hormone method of treatment.
講演会や取材などで闘病体験や検診の大切さを伝えている。
2016年には国際薬膳師の資格を取得した。